本日17日、稲荷山公民館主催教養講座に出席しました。
講演タイトルは「木曽義仲と北信地方の関わり」、講師は長野県立歴史館文献資料課長 村石 正行先生でした。
知識豊富な軽妙な語り口で木曽義仲の出生から朝日将軍として活躍した歴史を語り義仲は田舎武士ではないというお話をされました。法住寺合戦(義仲のクーデター)、平家物語、源平盛衰記は潤色された「文学」作品であり、庶民は善良で心底根の良い田舎武士の悲劇的な末路を喜び期待した。仏教的な考え方で人生の絶頂期から転落する物語を喜び作家もその期待に応えたことから田舎武士という先入観が持たれたのだとお話しされた。