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            千曲かるた(1)

「千曲かるた」は平成16年度の合併記念事業として計画されました。
読み札は、市内外から募集し、選定委員会で審議し決定しました。絵札は、千曲市桑原出身の相撲絵師・漫画家の松林モトキさんに制作していただきました。

「かるた」を通じてふるさとを見つめ、郷土を愛する心を育んでもらうことを目的とし、遊びながら郷土のことを学ぶことができます。しかも、大人と子供がいっしょになって遊べます。皆さんもお正月には、ご家族で楽しんでみてはいかがですか。

今回は、川西地区にゆかりのあるもの15地区を抜粋して、ご紹介いたします。
    
長雲寺にある「愛染明王坐像」は、仏師久七(きゅうしち)の作で、国の重要文化財に指定されています。縁あって江戸時代に京都醍瑚寺から移されました。
久七は桃山あから江戸初期を代表する仏師であり、高野山の真自然大徳坐像の作者としても知られています。
稲荷山出身の近藤日出造は漫画家で政治を大衆に近づけた政治風刺漫画家です。昭和3年、20歳の時に上京し、修行を始めました。
後に読売新聞などで活躍し昭和39年には日本漫画家協会初代理事長に就任しました。「ふる里まんが館」には、日出造の作品が多数所蔵されています。
稲荷山はかつて北国西街道(善光寺街道)と越後に通じる谷街道が交わる場所にあり北信濃最大の交易の中継地・宿場町として賑わいました。
明治以降は、生糸と絹織物の商いが盛んで、現在でも白壁・粗壁・なまこ壁・腰板張りの壁などの大きな蔵が数多く残っています。
治田池は稲荷山の治田神社の隣に作られた農業用のため池です。池の周囲には、たくさんの桜の木が植えられており、春、その桜がいっせいに咲き誇る景色は、まさに壮観そのものです。
露店も出て、昼はもちろんのこと、夜遅くまで多くの見物客でにぎわいます。
桑原は、かつては北国西街道の宿場町として栄え、佐野薬師を訪れる参拝客もあり、往事のにぎわいは、なかなかのものでした。
伴月楼記念館は、幕府の要請で松代を発ち、上洛する佐久間象山が最初に宿泊した場所です。ここから眺めた景色が、彼にとって見納めとなりました。
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