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   伝承文化/こぼれ話         

             瓢箪の俳句


   哲人が枝二かけたる(ひさご)     天上    紀夫君

哲人とは、簡単に風流人と解したが、句作者の天上は如何なる人物を想定していたのであろうか。
哲人とは暫時、考えさせる所にこの句の良さ、面白さがある。



            内国通運會社の許可鑑札

 
一、 明治九年の鑑札
二、 明治十年の鑑札

   注(解説)
(1)廃藩置縣後の戸籍(住所)は、重吉に限らず皆このように記載された.明治四
   年から第三十四大区であったが、同七年七月から大小区の二つに分けられた。
   向八幡村も同区であったが、同十二年から埴科郡に編入された。ちなみに稲荷
   山村・桑原村も第三十四大区、のちに第十四大区、五小区であった。戸長田中
   友之丞、副戸長に関完左ヱ門。扱所は稲荷山に置かれた。

(2)江戸時代の伝馬、中馬にかわって、明治五年八月に半官半民の陸運會社が設立
   され、同八年三月から内国通運會社となった。民間の中牛馬會社と二社で競合
   と時には紛争を繰返すこともあった。したがって同十年、縣は合併営業を勧告
   するが、実施されず同三十年代まで二社でそれぞれ経営された。

(3)人の乗物は、駕籠から人力車に変った。

(4)右の解読は、宮下紀夫氏所蔵の瓢箪と運送業の鑑札である。

                    平成23年1月27日 山口 盛男
                               堀内 暉巳
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